Ⅶ:北海道和種馬ー江戸時代後期の野馬追い
放牧地より野馬追いにて構(かこい・下図)に入れた馬の中から、良馬を選び捕縛している様子。構(かこい)の広さ:約3,000坪 堤の高さ:約6.06m 木戸の幅:約5.46m...
View ArticleⅦ:北海道和種馬ー馬匹の改良②東洋一の新冠牧馬場②
エドウィン・ダンと輸入馬 明治12年(1879)9月4日 新冠牧馬場へ外国種馬数頭の整備を要請 新冠牧馬場の外国種馬2頭が、4日程前に死んでしまった。もしも存命ならば、明後年には60頭の駒を生ん でいたであろう。 将来、種馬の欠乏を無くすには、約4頭の種馬及び種取り牝馬10頭を来春なるべく早くアメリカ国より購入吸う事を切に願う。...
View ArticleⅦ:北海道和種ー「石和八幡宮流鏑馬神事」
馬上武芸:長鑓の迫真演武 平成27年3月29日、山梨県笛吹市の笛吹川左岸河川敷において「石和八幡春季例大祭」に合わせ、「石和八幡宮流鏑馬神事」が,[和種馬」にて「甲州和式馬術探求会」の「甲斐駒流鏑馬」にてご奉納された。 八幡神社 祭神:誉田別命・息長足姫・姫大神 例祭:9月15日 建物:本殿神明造...
View ArticleⅦ:北海道和種馬ー馬匹の改良②東洋一の新冠牧馬場を整備②
黒田清隆:明治7年(1874)8月~15年2月の間、開拓使長官となったが北海道には赴かず在京。 明治21年(1888)4月30日~22年10月24日、第2代内閣総理大臣(薩摩藩出身)...
View ArticleⅦ:北海道和種馬ー心臓移植のための募金にご協力お願いします。
ブログを読んで下さっている方から依頼が有りましたので、掲載させて頂きす。金澤佳代ちゃん:平成25年9月30日生まれ(千葉県流山市)、帝王切開で出産(2521g) 出産後、総肺静脈還流異常症の根治手術 「心臓移植に踏み切るか、佳代の天命とうけいれるのか」の選択 平成27年1月、アメリカコロンビア大学病院...
View ArticleⅦ:北海道和種馬ー平成26年度日本在来馬数
1:北海道和種馬 平成26年度:1,226頭 対昨年比:△30頭 在来馬比率約66% 仔馬の出生頭数不明 課題:イ、生産者の高齢化による飼育者の減少。 ロ、生産しても価額が見合わない。①体形...
View ArticleⅦ:北海道和種馬ー駄載力テスト
木村義男さんの荷駄隊列 さき馬(1)は牡、てもと馬(2)・なか馬(3)・すてさき馬(4)・すて馬(5)は妊娠した牝、最後尾は今年生ま れた仔馬 前回掲載したように、北海道和種馬(今回掲載分は通称名のドサンコと呼ぶ)の特性の一つに、ダンヅケと言われる「駄載運搬方法」がある。...
View ArticleⅦ:北海道和種ー甲斐国における古代の牧
上:本稿に関する遺跡図 下:現在の地図 宮間田遺跡から「牧」と記された墨書土器が出土した。しかし馬具などの発見はない。釜無川右岸河岸段丘 上にあり、縄文時代及び平安・鎌倉時代にかけての遺構・遺物が数多く発掘され、なかでも漁労具用土錘・鍛冶炉遺構・墨書土器の出土品は学術的にも重要な意義を持つ遺跡である。 馬匹の生産と中央との馬の関わりが、牧経営に何らかの形で関与していたと思われる。...
View ArticleⅦ:北海道和種馬ー「稲荷山古墳」と「将軍山古墳」
将軍山古墳「騎馬武人」(復元) 前回は「古代牧」の形成について掲載しましたが、今回は5世紀後半に築造された埼玉県の「稲荷山古墳」と6世紀後半に築造された「将軍山古墳」から出土された「代表的な遺物」を紹介します。稲荷山古墳 国宝の金錯銘鉄剣が出土した、墳丘全長120mの前方後円墳である。 前方部は昭和12年に土取りのために失われてしまったが、復元工事を行い平成16年3月築造時の姿を取り戻した。...
View ArticleⅦ:北海道和種馬ー利活用
平成21年(2009)9月恵庭流鏑馬大会 北海道和種馬(通称:どさんこ)の能力として以前に、「駄載力テスト」として掲載したが今回は以下4項目を取り上げる。1:流鏑馬...
View ArticleⅦ:北海道和種馬ー東北歴史博物館①
宮城県仙台市の「藤田新田遺跡」から発掘された「5世紀」の木製鐙 藤田新田遺跡は、JR長町駅の東方約10.5㎞に位置し、標高1m前後の浜堤列と後背湿地に立地する。 古墳時代と平安時代を中心とする集落遺跡で、浜堤列を居住域(竪穴住居・土坑・溝)とし前期には方形周溝墓をともない、平安時代では、浜堤列を居住域・後背湿地を水田域とする土地利用が行われた。...
View ArticleⅦ:北海道和種馬ー東北歴史博物館②
5世紀中期吉ノ内遺跡出土の轡 5世紀中期吉ノ内遺跡出土の馬鐸 吉ノ内遺跡は、宮城県角田市横倉の丘陵上にある「前方後円墳」で、全長70m・前方部25m高さ3m・後円部直径40m高さ6.5m。 捩文鏡・櫛・鹿角製刀子・袋状柄鉄斧・曲刃鎌などが出土されている。 9世紀多賀城市山王遺跡から出土した木簡...
View ArticleⅦ:北海道和種馬ー第2回馬上武芸奉納まつり 競馬(くらべうま)編
賀茂神社紋の双葉葵が描かれた旗を流し「くらべ馬ご奉納仕り候」と口上を述べる騎手 平成27年11月28日(土) 滋賀県近江八幡市加茂町の御猟野乃杜 賀茂神社で晴天のもと、午前の部:流鏑馬・馬上武芸、午後の部:くらべ馬が行われた。 今回は「くらべ馬」のみについて掲載する。...
View ArticleⅦ:北海道和種馬ー馬上武芸奉納まつり 馬上武芸編
1:イ、 扇舞を先導に、2頭が羽衣と呼ばれる薄絹を紅葉の枝に巻いて流す「速足」での馬上舞 (和式馬術においては、日本伝統の乗り方である「立ち乗り」の技術が求められる) 平成27年11月28日(土) 紅葉台木曽馬牧場(代表・菊地幸雄氏)主催で、御猟野乃杜 賀茂神社で行われた「馬上武芸奉納まつり」で16種類の馬上武芸をご奉納した。 1:ロ、神楽鈴を高く掲げ振り鳴らす「速足」の馬上舞...
View ArticleⅦ:北海道和種馬ー平成28年 謹賀新年
日光東照宮・ご神馬厩舎 他人の意見は、最後までよく聞き 自分の考えは、理解してもらえるまで話し 百聞は一見にしかず。広い気持ちで世間を見る。 謹 賀 新 年 皆様のご健康とご多幸をお祈り致します。...
View ArticleⅦ:北海道和種ー日本海沿岸ルート説?
JR小浜線上中駅掲示板 昨年、東北歴史博物館の展示品に宮城県から5世紀の馬具があり、学説で言われている「朝鮮半島ー九州ー瀬戸内海ー河内」以外を検討証明しなければならない旨を掲載した。 新潟県・富山県・石川県・福井県の各県立歴史博物館と各埋蔵文化財課に問い合わせたところ、福井県の若狭町歴史文化館に「馬具の展示」があることが分かり、先月取材に応じて頂いた。...
View ArticleⅦ:北海道和種馬ー朝鮮の歴史から①
白頭山 朝鮮半島の北端にある標高2,744mの最も高い山で、この民族の象徴的な存在でもある。古くから神秘性の高い山で、檀君の生誕地や建国神話の舞台にもなった。...
View ArticleⅦ:北海道和種馬ー2016年石和八幡宮流鏑馬神事奉納」
2016年3月27日に、山梨県笛吹市の笛吹川河川敷にて、「2016年石和八幡宮流鏑馬神事奉納」が「甲州和式馬術探求会」の「甲斐駒流鏑馬」にて行われました。 河川敷に設けられた神棚まで行進行列 神事 蟇目放射の儀 矢の先に鳴鏑(なりかぶら)を付け、放った時のヒューと言う音で神様に「流鏑馬」の始まりを告げる 口上流し旗 「流鏑馬奉納仕り候」 馬上舞(速足) 走路の安全を祈願...
View ArticleⅦ:北海道和種馬ー高句麗②広開土王碑について
広開土王(好太王 在位:391~412年)碑 高句麗を語る上で避けて通れない、広開土王(くわんげとわん)碑の内容について詳しく述べてみたい。 広開土王碑は息子の長寿王(ちゃんじゅわん 在位:412~491年)が、広開土王の死後414年に自国の領土を広げた功績を讃え、王墓の管理を規定するために建てたものである。...
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