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Channel: 「日本在来馬」歴史研究会
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Ⅶ:北海道和種ー「石和八幡宮流鏑馬神事」

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    馬上武芸:長鑓の迫真演武

 平成27年3月29日、山梨県笛吹市の笛吹川左岸河川敷において「石和八幡春季例大祭」に合わせ、「石和八幡宮流鏑馬神事」が,[和種馬」にて「甲州和式馬術探求会」の「甲斐駒流鏑馬」にてご奉納された。

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 八幡神社
  祭神:誉田別命・息長足姫・姫大神
  例祭:9月15日
  建物:本殿神明造
  由緒:第84代順徳天皇10年(1210)石和五郎信光が相州鎌倉鶴岡八幡宮を石和の地に勧請。国衙八幡宮と称し、武田氏の氏神とした。その後、武田左京太夫信虎が躑躅ヶ崎館を築くにあたり、その西方に移した。
  文禄年中(1592~1596)、浅野弾正長政が甲府城を築くと同時に、今の地に移祀して甲府城の鎮守祈願所とした。徳川家康が入国社参し城代・平岩親故吉に命じて社殿を改造させた。甲州支配下160社神主・年中両人で順番に交代参宿し安泰祈願を勤行した。
  明治5年県社に列格。
  (全国神社名鑑に「石和八幡宮」の掲載が無く、山梨県に9社の八幡神社があり上記の八幡神社が「石和八幡宮」に該当すると思われる。例大祭は現在は、4月3日である。)
  

 石和八幡宮流鏑馬奉納奉告祭

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  奉行を先頭に、河川敷に設けられた神前に向かい行列行進

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   宮司さんによる祝詞奏上

 流鏑馬神事

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 蟇目放射の儀
  神事が安全に無事に納められるよう願って行われる。
  射手が矢を放った時、「ヒュー」と高い音の出る「鳴り鏑」と言う物を矢の先に付けて行う。この「鳴り鏑」の発する高い音は、古来より魔物を祓うとされる。

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  馬上舞い
   扇を、左右上下に華麗に振り翳し穢れなる物を祓う。(和式馬術ならではの、上半身の安定感が見て取れる)

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  単騎流し旗
   「流鏑馬神事、奉納、仕り候」と口上
  鎌倉期頃に、自軍を鼓舞し、敵方を徴発させた流し旗。
  旗には「甲州和式馬術探求会」の「甲斐駒紋」が描かれている。
  古い諺に「一旗揚げる」と言う語源があるが、この旗に依るとも言われる。

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    1の射手
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   2の射手
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   3の射手

 流鏑馬
  馬場に三つの的が設置されており、この一つ一つの的に願いを込めて、三人の射手が矢を放つ。
  装束は、頼朝が富士山麓で狩りをした時のものに倣っている。
  両手に革手袋・左腕は矢を放つときに裾が邪魔にならない様射籠手を着け・腰から足先までは、夏鹿の毛皮で出来た「行縢(むかばき)」を纏い・頭には後三年烏帽子の上から綾籣笠を被り・左腰に太刀と前ざし・右腰に矢を納める「箙(えびら)」を負う。


 馬上武芸

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 蟇目(ひきめ)
  三人の射手が、矢の番えから放つ姿勢、そして矢を放った後の姿勢までを全員が同じ型で次々と行う。

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  5色の色鮮やかな流し旗

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  追物射(おものい)
   左前方の的を射る。

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  弓手下(ゆんでした)
   左下の的を射る。

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 押捩(おしもじり)
  体を左後方に捩じり、的を射る。

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  馬手(めて)
   弓を大きく構、馬の首を跨ぎ右前方の的を射る。(難度が高い)



   引用         全国神社名鑑
   協力         紅葉台木曽馬牧場(代表・菊地幸雄氏)
               甲州和式馬術探求会(会長・長谷川ます枝)
   写真撮影      林  佳夫氏



     ※平成27年4月23日(木)BS日テレ 午後9時放送
  「解明!片岡愛之助の歴史捜査」の番組収録が3月17日に「紅葉台木曽馬牧場」で行われました。
  出演は、紅葉台木曽馬牧場代表・菊地幸雄氏と、スタッフの漆澤太氏。
    馬は、宝泉(和種馬)とサワー(木曽馬に西洋種が入っている)の2頭が、「馬」の概念を見せつけ      てくれます。




               鈴木純夫(甲州和式馬術探求会会員・奉行役)














































 

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