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Channel: 「日本在来馬」歴史研究会
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Ⅶ:北海道和種馬ー馬上武芸奉納まつり 馬上武芸編

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 1:イ、 扇舞を先導に、2頭が羽衣と呼ばれる薄絹を紅葉の枝に巻いて流す「速足」での馬上舞
 (和式馬術においては、日本伝統の乗り方である「立ち乗り」の技術が求められる)

 平成27年11月28日(土) 紅葉台木曽馬牧場(代表・菊地幸雄氏)主催で、御猟野乃杜 賀茂神社で行われた「馬上武芸奉納まつり」で16種類の馬上武芸をご奉納した。

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 1:ロ、神楽鈴を高く掲げ振り鳴らす「速足」の馬上舞
 神楽鈴の音は穢れを払う力があるとされ、その音が馬場を清めている。

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 2、流鏑馬神事射手(神様に流鏑馬をご奉納する射手)3人による「素馳-すばせ」(馬と射手が馬場に慣れるために馬場を一走する)。
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 1の射手イメージ 5























 2の射手   (馬は筆者の愛馬)
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 3の射手

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3、平騎射、流鏑馬の騎射の手習い。  射手は「弓馬」を始めて僅か6ヶ月ながら見事な騎射姿。将来有望!

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4、願乗り(矢に願い事を託して的を狙い、打ち当てる)  権禰宜から矢を受け取る射手
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4、イ:斜めに弓を構え雅に矢を射る「三日月の型」 「和和式馬術練習生と馬たちの安全を祈願」
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4、ロ:正面に弓を構え雅に矢を射る「半月の型」 「和種馬たちの一層の活躍・繁栄を祈願」
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4、ハ:弓の弦を地面と平行に構え雅に矢を射る「満月の方」 「賀茂神社に関わる皆様に幸せが訪れる事を祈願」

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5、駆足「馬上舞」:優雅な速足の「馬上舞」とは違い、勇壮な「馬上舞」

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6、5色の流し旗、陰陽五行説で言うところの、木・火・土・金・水の五つの要素を表し、古来より神々に奉る様々な儀式の場面で行われていた。
緑ー東方の色なり、木に従う。  黄ー中央の色なり、土に従う。 赤ー南方の色なり、火に従う。
白ー西方の色なり、金に従う。 青ー北方の色なり、土に従う。

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7、追物射:逃げる敵・獲物を追う時の射型で、体を前面に捻る動作をし射る。

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8、押捩:後方より追いかけてくる敵に対応するため、体を柔軟に使い大きく後ろに振り返らせ射る。

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9、「追物射」「押捩」の同時打ち

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10、弓手下:弓手(ゆんで)とは左手を指す言葉で、射手から見て左下の敵・獲物を狙い打ちする。

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11、馬手下:馬手(めて)とは右手を指す言葉で、射手から見て右下の敵・獲物を狙う打ち方であるが、弓を大きく振り上げて馬の首を跨ぎ右側に構えを移し射る。

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12、馬手追物射:射手の右側目線の高さにダイナミックに射る。

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13、長巻(ながまき):大きな刃長の刀「野太刀」を振るい易くするため、柄が刀の半分位いある。そうとうな腕力と馬を乗りこなす力量が求められる高等な馬上武芸である。

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14、長刀:刀よりも広い範囲に攻撃出来るが、その形状と長さゆえ「長巻」と同様、高等な馬上武芸である。(演武者は剣道4段の女性)

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15、長鑓:人が狩りを始めたころより使われ続け、突くことに特化して発達した武器。長いものは6mほどのものがあるが、馬場を考慮し少し短めの鑓を馬上から振り回す最高峰の技術が必要とされるダイナミックな演武である。

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16、連射:3人の射手が大きく弓を掲げ、通常よりも緩やかに弓を引き、矢を放ってからは「弓道」における残心な形をとる妙技。


 協力     御猟野乃杜 賀茂神社
         甲州和式馬術探求会(会長・長谷川ます枝)

 写真提供  林 佳夫氏

















 

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