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Channel: 「日本在来馬」歴史研究会
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Ⅶ:北海道和種馬ー利活用

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           平成21年(2009)9月恵庭流鏑馬大会

 北海道和種馬(通称:どさんこ)の能力として以前に、「駄載力テスト」として掲載したが今回は以下4項目を取り上げる。

1:流鏑馬
 平成14年(2002)7月7日帯広市芽室町、「剣山道産子牧場」において「紅葉台木曽馬牧場代表・菊地幸雄氏」率いる「巴組」のエキシビションの後、「第1回流鏑馬競技大会」が開かれて以来、今や全道各地で「流鏑馬競技大会」が開かれている。
 本年6月21日には、「どさんこフェスタin函館」で流鏑馬競技「日本一決定戦」が行われるまでになった。

 2:トレッキング
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 乗用馬として、山野を駆け巡る「トレッキング」としてその魅力を発揮している。
 初心者からベテランまでが、「オールランドに対応出来る馬」としての価値は高く評価されている。

 
 3:試情馬(当て馬)  
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 競争馬の生産農家では試情馬として「北海道和種馬」を使うメリットとして、大きく・神経質で・危険なサラブレットよりも飼養に手間がかからず、扱いやすい体格であることを挙げている。


 4:食肉用
 馬肉は、低カロリー・低脂肪・低コレステロール・低飽和脂肪酸・高たんぱく・カルシュウムが豊富で、牛肉と違い「生食」が許されているなど、とても優れた食材と言われている。中でも「北海道和種馬」は、柔らかく霜降りが入り易く「馬刺し」に最適と評価されているが、1回の消費量が限定されているため我々が口にするのは、やはり輸入馬に占められていると言わざるを得ない。
 食用馬の輸入は、平成18年(2006)に5,908頭が最高で、平成24年(2012)に2,705頭と下がっている。
 輸入国はカナダが8割でそのほとんどを占め、次いでアメリカ・ベルギー・イギリス・ドイツとなっている。
 また、輸入馬の半数は九州の育産家に引き取られている。



 引用         北海道和種馬 その成立と現在  近藤誠司氏 日本ウマ科学会 ヒポファイルNO.48
             長崎税関調査部 調査統計課
             函館新聞

 協力         紅葉台木曽馬牧場


             鈴木純夫
 

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