おとぎの国の物語、民と馬が共に暮らす豊かな国がありました。今日は年に一度の「馬まつり」。自慢の愛馬に跨り、6人の若武者たちが「今年こそは我が一番の武芸者に」と集まりました。
神楽鈴の舞
扇の舞
4騎の流し旗によるすれ違い
上:5騎の流し旗による、大形の輪乗り
中:小形の輪乗り
下:手前を変えての、大形輪乗り
本日一番の勝負「くらべうま」を競う若武者たちが奉行に挨拶
3位決定戦 太鼓の合図で「おー・おー・おー」と声を張り上げ出走
朱色の衣の勝ち
優勝決定戦
緑の衣が優勝
奉行より勝ち名乗りが告げられた若武者
と、その時、山から出てたびたび民に悪さをする「大入道」が出現しました。「まつり」が一変!修羅場となったのです。しかし・・・
緑の衣のくらべうまの勝利者が、「日頃の極悪非道、我らが手により成敗いたす」と告げたのです。
手始めに「なぎなた」で、剛力振りを見せつける若武者
大入道目がけ、弓手横(ゆんでよこ)の構えから矢を放つ若武者
後ずさりした大入道に、押捩(おしもじりー左手後方に矢を放つ)の構えで矢を放つ若武者
更に、ひるむところを弓を馬の首を跨ぎ、前方に弓を向け「くらえー」の声鋭く、追物射(おものい)の構えで矢を放つ若武者
連射で、大入道にとどめを刺し、見事に成敗したのです。
成敗した余韻の中、一同が奉行前に進みます。
「大入道」を成敗し、今年一番の武芸者に選ばれ、「金色の布」を賜る緑の衣の若武者
勇壮に戦った若武者たちには笑みも見られる。一変した修羅場が無かったかの様に、今年の「まつり」は終わったとさ。お・し・ま・い。
馬たちとの触れ合い
協力 神奈川県川崎競馬組合
紅葉台木曾馬牧場
甲州和式馬術探求会
写真提供 林 佳夫氏
鈴木純夫