甲斐駒旗を持った若武者を先導させる姫
平成29年7月29日(土) 山梨県北杜市の山梨県馬術競技場で、7団体による演武が激しく降る雨の中、午後6時55分から始まった。(観客数 9,800人 実行委員会調べ)
著者が加入する「甲州和式馬術探求会」の、物語仕立ての演武をご紹介します。(馬は全て、木曽馬の血を引く在来馬)
昔々、紅葉の荘という豊かな郷がありました。
武士の本分をわきまえた男勝りの姫が、郷の中で一番の武芸達者を求め、家臣に命じ武勇誉の5名の若武者を選び出させました。
姫に認めてもらいたい選ばれし若武者達は、日頃の武術鍛錬の成果をいかんなく競いあったのです。
姫先導で入場する若武者達
薙刀の技を競った若武者
押捩(おしもじりー上体を左後方に捻り矢を放つ)が見事に的中
追物射(おものいー弓を左前方に構え矢を放つ)が見事に的中
連射で全て的中させる若武者達
演武が終了し、整列で前進する姫と若武者達
一の武芸者を告げる姫
姫から「一の武芸者」と告げら、紅葉を渡された若武者
一の武芸者を先頭にウイニングランする演武者
雨が降り続き、霧が現れる最悪の条件ながら見事に「和式馬術」の演武を披露することが出来ました。
協力 紅葉台木曽馬牧場
甲州和式馬術探求会
写真提供 林 佳夫氏
鈴木純夫